駆逐艦
Destroyers

アイコン 意味
戦闘や事故で失った場合(沈没、墜落)や損傷した場合、艦船などの内部で事故や事件がおこった場合の意味です。自軍や同盟軍、所属機関、所有会社が行った沈没処分や破壊処分、漁礁としてまたは演習で使用して沈めた場合にはこのアイコンは付けません
戦果や功績、各機関に寄贈された場合の意味です。戦争などで沈没し、何十年後に発見された場合もこのアイコンです
映画やTVドラマ、ドキュメンタリーに使用された場合の意味です
参考文献、小説や書籍に登場する事柄です
インターネットやTVゲームに登場する事柄です
不可解な事故&事件およびUFOなど超常現象に遭遇した事柄です


基準排水量:3,500t(バッチ3は3,880t) 満載排水量:4,100t(バッチ3は4,675t) 全長:125.0m(バッチ3は141.1m) 幅:14.0m(バッチ3は14.9m) 吃水:5.8m 主機/軸数:COGOG(ロールスロイス式オリンパスTM3Bガス・タービン2基、ロールスロイス式タインRM1Aガス・タービン2基)/2軸 出力:50,000馬力(TM3B、バッチ3は43,000馬力)、9,900馬力(RM1A、バッチ3は10,680馬力) 速力:30.0kt(TM3B)、18.0kt(RM1A) 航続力:18.0ktで3,470浬 兵装:シー・ダートGWS.30 SAM連装発射機1基、55口径114mm単装砲Mk. 8 1基、324mm3連装短魚雷発射管2基、20mm単装機関砲2基 搭載機:ヘリコプター1機 乗員:299名~312名
※シェフィールド級ともいわれる。シェフィールド~コヴェントリーがバッチ1、電測兵装を改正したエクセター~リヴァプールがバッチ2、船体を延長したマンチェスター~ヨークがバッチ3と3タイプある

↑42型ミサイル駆逐艦42型バッチ1シェフィールド

↑Image courtesy of Shipbucket.
※緑枠は諸外国に貸与され戦後返還、または売却された艦
艦名 NAME 艦種記号 建造所 就役日 退役日 除籍日 備考
シェフィールド Sheffield D.80 Vickers Shipbuilding & Engineering, Ltd. 1975/2/16 ◎1970/1/15 起工
◎1971/6/1 進水
1982/5/4 アルゼンチン海軍シュペル・エタンダール攻撃機のエグゾセAM39空対艦ミサイルにより損傷、火災は2日間続いたのち鎮火したが、アセンション島へ曳航中、荒天に遭遇、破孔からの浸水が拡大し、5月10日0700Z時ごろ、53.04S、56.56Wにて沈没
◎ニックネームはShiny Sheff
バーミンガム Birmingham D.86 Cammell Laird 1976/12/3 1999/12/31 ◎1972/3/28 起工
◎1973/7/30 進水
◎2000年5月にポーツマスへ曳航され、解体のため売却
◎2000年10月20日に曳航されてスペインへ向かった
◎ニックネームはThe Brum
ニューカッスル Newcastle D.87 Swan Hunter, Tyne & Wear 1976/12/3 2005/2/1 ◎1973/2/21 起工
◎1975/4/28 進水
◎2005/2/1 運用終了
◎2008/11/21 ニューキャッスルは曳船Loreの曳航を受け、最後にポーツマスを出港し、トルコのAliağaへ
◎ニックネームはThe Geordie Gunboat
グラスゴー Glasgow D.88 Swan Hunter, Tyne & Wear 1979/5/25 2005/2/1 ◎1974/5/16 起工
◎1976/4/14 進水
1982/5/12 フォークランド紛争中、アルゼンチンのA-4スカイホークの爆撃により損傷
◎2009 解体
☆コヴェントリーの撃沈、撃墜スコア(以下の艦船、航空機)
・1982/5/3 アルゼンチン海軍哨戒艇Alferez Sobral(搭載機のリンクス・ヘリコプターが損傷を与える
(←アルゼンチン海軍哨戒艇アルフェレス・ソブラル(A 9、元アメリカ海軍ATA-121級補助航洋曳船Salish(ATA-187)
カーディフ Cardiff D.108 Vickers Shipbuilding & Engineering, Ltd. 1979/9/24 2005/7/14 ◎1972/11/6 起工
◎1974/2/22 進水
◎2008/11/21 カーディフは曳船Loreの曳航を受け、最後にポーツマスを出港し、トルコのAliağaへ
◎ニックネームはThe Welsh Warship
☆カーディフの撃沈、撃墜スコア(以下の艦船、航空機)
・1982/6/13 アルゼンチン空軍のイングリッシュ・エレクトリック・キャンベラ1機(フォークランド紛争中、撃墜)
・1991/1/24 イラク海軍の掃海艇と揚陸艇(湾岸戦争中、どちらかを搭載機のリンクス・ヘリコプターが撃沈)
コヴェントリー Coventry D.118 Cammell Laird 1978/10/20 ◎1973/1/29 起工
◎1974/6/21 進水
1982/5/25 フォークランド紛争中、アルゼンチンのA-4Bスカイホークの爆撃により沈没
☆コヴェントリーの撃沈、撃墜スコア(以下の艦船、航空機)
・1982/5/3 アルゼンチン海軍哨戒艇Alferez Sobral(搭載機のリンクス・ヘリコプターが損傷を与える
(←アルゼンチン海軍哨戒艇アルフェレス・ソブラル(A 9、元アメリカ海軍ATA-121級補助航洋曳船Salish(ATA-187)
・1982/5/3 アルゼンチン海軍哨戒艇コモドーレ・ソメレーラ(搭載機のリンクス・ヘリコプターが撃沈)
・1982/5/9 アルゼンチン陸軍のピューマ1機(ポート・スタンレー周辺にて撃墜)
エクセタ- Exeter D.89 Swan Hunter, Tyne & Wear 1980/9/19 2009/5/27 ◎1976/7/22 起工
◎1978/4/25 進水
◎1998年秋、ロサイス造船所で大規模な改修工事を終えて出航
◎2011/9/23 解体のためトルコのLeyal Ship Recyclingへ曳航されたが国防省が船の運命を彼らに知らせなかったと憤慨した元乗組員から批判を招いた
☆エクセタ-の撃沈、撃墜スコア(以下の艦船、航空機)
・1982/5/30 アルゼンチンのA-4Cスカイホーク2機
・1982/5/30 アルゼンチンのAM39エグゾセ対艦ミサイル1発
・1982/6/7 アルゼンチンのリアジェット35A 1機
サザンプトン Southampton D.90 Vosper Thornycroft 1981/10/31 2009/2/12 ◎1976/10/21 起工
◎1979/1/29 進水
1982 ポートランド沖にてShambles Buoyの1つに乗り上げた。衝突によりブイは沈没し、修理のために乾ドックに入ったのち、サウサンプトンはフォークランド諸島警備艦として6か月の配備に向かった
1988/9/3 アルミラ哨戒任務中、サザンプトンはホルムズ海峡を護衛されていた船団内のコンテナ船Tor Bayと衝突した。乗組員3名が軽傷を負い、サザンプトンの船体に10メートル(33 フィート)の穴が開いた。駆逐艦は半潜水型重量物運搬船に乗せられて英国に帰還した
◎2006年2月3日、この船はカリブ海で3.5tのコカインの押収に関与した
◎2011/10/14 ポーツマスからトルコのAliağaにあるLeyal Ship Recyclingへ曳航
◎ニックネームはThe Mighty Ninety(同艦のペナント・ナンバーにちなんで)
ノッティンガム Nottingham D.91 Vosper Thorneycroft, Woolston yard 1983/4/14 2010/2/11 ◎1978/2/6 起工
◎1980/2/18 進水
2002年7月7日、ノッティンガムはオーストラリア沖370マイル のロード・ハウ島近くの水没しているがよく地図に載っているウルフ・ロックにて座礁
◎2011/3/28 解体のため、トルコのAliağaのLeyal Ship Recyclingに売却
◎2011年10月19日、ポーツマスからトルコへ向けて曳航された
リヴァプール Liverpool D.92 Cammell Laird 1982/7/1 2012/3/30 ◎1978/7/5 起工
◎1980/9/25 進水
◎2009 改修工事
◎2011年5月12日、反政府勢力支配下のリビアの都市ミスラタ沖で監視活動中、リヴァプールは沿岸砲台からの砲撃を受け、フォークランド紛争以来、意図的に攻撃された最初のイギリス海軍の軍艦となった
◎2011年8月3日の朝、リバプールに数発のロケット弾が発射された。リバプールは4.5インチ主砲で反撃
◎2012年2月7日、リヴァプールは、イギリス南西部の海峡からアイルランド南西部の海域まで、ロシア海軍航空母艦Admiral Kuznetsovを中心とする任務部隊を護衛した。2隻の軍艦と5隻の支援艦からなる任務部隊は、ロシア海軍の北方艦隊とバルチック艦隊へ帰投する途中であった

(↑ロシア海軍重航空巡洋艦アドミラル・クズネツォフ(063))
◎2014/10 解体
◎ニックネームはCrazy Red Chicken
☆リヴァプールの撃破スコア(以下の車両)
・2011/8/16 哨戒機がカダフィ支持派の大型車両車列を発見。リヴァプールは4.5インチ砲から車列に向けて54発の砲弾を発射し、多くの車両を破壊または深刻な損傷を負わせた
マンチェスター Manchester D.90 Vickers Shipbuilding & Engineering, Ltd. 1982/12/16 2011/2/24 ◎1978/5/19 起工
◎1980/11/24 進水
◎2014/11 解体
◎ニックネームはBusy Bee
グロスター Gloucester D.90 Vosper Thornycroft 1985/9/11 2011/6/30 ◎1979/10/29 起工
◎1982/11/2 進水
◎2015/9/22 ポーツマスからトルコの解体所へ曳航
◎ニックネームはThe Fighting G
☆エクセタ-の撃沈、撃墜スコア(以下の艦船、航空機)
・1991/2 イラクのシルクワーム対艦ミサイル1発(ペルシャ湾にて撃墜)
・1991 高速攻撃艇3隻、T43型機雷敷設艇1隻、Polnocny型揚陸艦1隻を含むイラク軍艦数隻(搭載機のリンクス・ヘリコプターが破壊)
エディンバラ Edinburgh D.90 Cammell Laird 1985/12/17 2013/6/6 ◎1980/9/8 起工
◎1983/4/14 進水
◎エディンバラは2010年1月25日にポーツマス海軍基地のBAE Systems Surface Ships shipyardで乾ドックに入り、2013年まで就役できるよう改修工事が行われ、42型ミサイル駆逐艦としては最後の改修艦となった(£1,7500,000の契約に基づき、同社は駆逐艦の武器と通信システムを改修し、船尾にトランサム・フラップを追加し、インターナショナル・ペイントのインタースリーク900ファウルリリース・ペイントを塗布した。改修には、乗組員の居住区、ケータリング施設、ランドリー設備の更新が含まれていた。エディンバラのロールスロイス製ガス・タービン・エンジン4基は取り外され、2基が新しいユニット(右舷オリンパスTM3Bと左舷タインRM1C)に置き換えられた。2010年1月18日の同社の声明で、BAEシステムズは、この改修により燃料消費が15%削減されると述べた)
◎2015/8/12 ポーツマスからトルコの解体所へ曳航
◎ニックネームはFortress of the Sea
ヨーク York D.90 Swan Hunter, Tyne & Wear 1985/8/9 2012/9/17 ◎1980/1/18 起工
◎1982/6/20 進水
◎1985/8/9 命名式
◎2004年、Mk. 8 4.5インチ砲のMOD. 1を装備
◎2012/8 解体のため売却
エルクレス Hércules D.1 Barrow-in-Furness 1976/7/12 2024/6/25 ◎1971/6/16 起工
◎1972/10/24 進水
◎1976/5/10 引き渡される
◎2000 チリのTalcahuanoにあるASMARにて大規模な改修が行われ、対空・対艦ミサイルシステムが撤去され、238名の海兵隊歩兵の搭載が可能となった。また、フライト・デッキと格納庫も拡張、のちに艦種記号をB.52に改める
サンティシマ・トリニダー Santísima Trinidad D.2 AFNE Rio Santiago 1981/7/1 ◎1971/6/16 起工
◎1972/10/24 進水
1975年8月22日にゲリラ組織Montonerosのダイヴァーらが即席の吸着型機雷攻撃を行ったため、就役は大幅に遅れた
1982/5/4 フォークランド紛争中、アルゼンチン艦隊が再展開していた際、駆逐艦はリンクス・ヘリコプターがフライト・デッキに衝突し、ヘリコプターを失った。そののち数日間、5月1日の作戦中に速度を低下させた機械的な問題を修理するため、乾ドックに入った
◎1989 運用終了
2013/1 メンテナンス不足のためPuerto Belgranoのアルゼンチン海軍基地の係留場所で転覆して沈没
◎2015/12 再浮上した。海軍は同艦を博物館船にするという計画は実現せず、2020年にアルゼンチン大統領は同艦をスクラップにすべきだと述べたが、これはのちに連邦裁判所によって阻止された


Update 24/11/30